第11回朝倉市『国際子ども芸術フェスバル』
2011年3月24・25(土・日)
に行われた
第11回朝倉市
『国際子ども芸術フェスバル』
の感想の載った「たんぽぽ」のアップです。
(アップ忘れてました~)
「たんぽぽ」に載せきれない位
たくさんの劇を見ました
載りきらなかった感想も紹介します。
どの作品も独特の個性があり
今年のフェスも堪能しました
イチオシのお薦めは人形劇団京芸(京都)の
「ハラぺこ団~このハコなあに?/びんぼう神とふくの神」と
劇団むう(愛知)の「こぎつねコンとこだぬきポン」の作品でした
生音空間の岡林さんの「草原の馬頭琴・森のピアノ」
「来てよかった!」と思えるコンサートだった。
2人とも自分の世界観がしっかりしていて、
気負わず素朴な中からゆるがないイメージが
伝わってくる。
飛び入りの平魚泳さん(歌・笛・ジャンベ)を
まじえたトリオも楽しくあっという間の1時間が過ぎ、
最後の曲『生活の柄』の余韻に後ろ髪を引かれる
思いで会場を後にした。
劇団なんじゃもんじゃ(岐阜)の「ハナさんのおきゃくさま」
ほんわか優しい雰囲気の舞台劇でした。
ストーリー的にも低学年までの作品かなぁと。
子どもたちがゆったりと楽しめる劇。
劇団なんじゃもんじゃのレトロな味と一途な
スタイルがいい感じもよかった。
子どもは「お客様が来るところがよかった」と言っている。
人形劇団京芸(京都)の
「ハラぺこ団~このハコなあに?/びんぼう神とふくの神」
演者さんが若くて勢いのある、元気な人形劇でした。
このハコなぁにと貧乏神と福の神の二本立てだが、
全く感じの違う作品で面白かったです。
京芸の若手3人による活きのいいステージ。
1本目は3人に似た人形が箱の中に入るたびに
形を変えて出てくるという人形劇ならではの
楽しい作品。
デザインもかわいくてキレイ。
3人のキャラクターが個性的で楽しく息もぴったり
なのでおとなでも楽しい。
2本目は貧乏神と福の神のお話。
貧乏くさくてユニークな人形と若い役者の
コンビネーションで庶民のたくましさが面白く
表現されていると思った。
押入れから顔を出す貧乏神が子どもに大受けだった。
前半は2人ともとても楽しめたが、
(子どもが小さかったので)前の方の席だったこともあり
後半の貧乏神の人形が怖くて
よくなかったと言っている。
劇団ザパリ研究所(韓国チェジュ島)の
「おかゆをつくるおばあちゃん」
キャスト1ですがサンドアート、人形劇と盛り沢山の
舞台でした。
こじんまりした雰囲気だが、役者さんに味があり面白いです。
TAP DO!(東京)の
「タップダンス・エンターテイメントショー~リズム&コメディー」
タップダンスをじっくり見る機会ってあんまり
無いなと思って選んだのですが、ダンスは
もちろんのことジャグリングもとても素晴らしく
コミカルで、テンポよく構成されていて小さな
子どもから大人まで楽しめるステージでした。
コメディータッチの演出で、ジャグリングや
マジックも取り入れていて、テンポよく飽きる
ことのないショーが客席を魅了していたと思う。
タップやリバーダンスの楽しさもじゅうぶん
伝わって来たが、タイトルを見て「タップダンスだけ」
を期待していた人にはちょっと残念かもしれない。
クロスミュージック(東京都)の
「KIM CHANGHAENG PANIC ART(スーパージャグリング)」
ジャグリング、ディアボロなど技がすごかった。
たかはしべん音楽事務所(東京)の「たんぽぽのうたがきこえる」
独特の雰囲気で、歌やギターの音色にゆったり
リラックス出来るひと時でした。
梅治の会のJ・ルナール作の「にんじん」
梅治さんの語る、父横の会話がとても楽しく、
私の前に居た小学生(5年生ぐらいかな?)の
男の子もお腹を抱えてわらっていました。
家に帰ってから、口真似して遊んでます。
ハナ☆ジョズの「おいしそうなビモ」ワヤン・クリ(ジャワの影絵芝居)想造舎(大阪)
はさすが本場のインドネシア
の王宮の楽団にいた方だな、と納得。
現地で作品を観てるかのような独特の雰囲気を
味わいました。
影絵 もですが演奏や歌声も素晴らしかったです。
劇団風の子東京(東京)の「風の子バザール」
3つあるお話はどれもテンポよく面白かった。
開演前から商品が山積みのバザールの舞台装置、
そこをさりげなくうろつく役者がみんなの気を引く。
そして開演、客席との会話と民族色の多彩な
遊びや芸能をたっぷりと取りまぜながら3つの
お話を演じて行く。
長年子どもと付き合ってきた風の子の計算通り、
まだ小さい子から大きい子までみんな集中して
異国の世界に入り込んでお話を楽しめた。
パントマイムプラネット(東京)の「ブップピドゥ!」
前半はチカパン後半はバーバラ村田の主演舞台で、互いにアシスタント的に
ちらちら共演する構成。
チカパンは出てきた瞬間にぱあっと心を明るく
する力を持っていると思った。
地のままに動きまわっているようでしっかり
コントロールされた動きと表情が魅力的で、
バーバラの着ぐるみウサギがいい感じに盛り上げる。
後半の出だしはちょっと悪いウサギのショーで
、ウサギを脱いだセクシー衣装になるとあやしい
紳士人形相手の一人パントマイムデュエットになるが、
全編70分の最後に近づくと観客の集中力も厳しくなる
と感じた。
面白い部分がいっぱいあるので、もうちょっと削ぎ
落とすか組み替えた構成にできたら・・・、
または二人別々のソロ作品としてもう一度観て
みたいと思った。
The Light Sound Friend(韓国)の
「オレンジ」Sky Blue orange
「車椅子ダンス」車椅子の方と健常の方との創作ダンス。
「車いすのダンサー【も含む】ダンス作品」
「車いす【でもできる】ダンス作品」のいずれでもなく、
「身体の一部としての車いすも当然駆使するダンス作品」
というべきかもしれない。
コンテンポラリーダンスというジャンルに入れてよいの
ではないかと思うが、オムニバス形式のストーリーを
つなぐのはブルーの世界とたくさんのオレンジ(果物)で、
テーマの「出会いと絆」はメッセージというよりふわっとした
感覚で受け止めてよいタイプの作品ではないかと思った。
別府での観賞会としては条件的に考えにくい点があるが、
多くの人に観せてあげたいと思う作品だった。
劇団民芸アンサンブル若駒(大阪)の「ずっこけ狂言ばなし」
安心して楽しめる作品でした。
狂言をとても身近に感じられます。
劇団仲間(東京)の「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」
キャストも多く、セットやストーリーも面白い舞台劇でした。
《お手紙》というのんびりしたコミュニケーションの
面白さが楽しくほのぼのとしたお話。
チラシも衣装も幼稚園児が描きそうな雰囲気いっぱい
のデザインで、せりふ回しもゆったりとしている。
歌もたくさん使われているし、帰りには出演者が
送り出しをしてみんなにお手紙をくれる。
みんないい人だなあという安心感あふれる世界は
とてもいい感じで、幼児に必要な時間だと思う。
どの年齢の観客も楽しそうだった。
ただ時に、《いい人》だけに頼らない役者の実力
(特に歌唱)がほしいと思う場面があった。
パパと5歳で見た【キリン】がとってもよかった。
「もう一度みたい」と言っている。
帰りがけにもらったお手紙を今も大事にしている。
パパは楽しめたうえに、支援学校勤務でパネルシアター等
もしているので舞台構成やせりふが参考になったと
喜んでいた。
2年ぶり2回目のフェス参加。
初めて泊りがけで行ってきました。
高学年作品を中心に8作品を観てきました。
別府では我々親子しか見なかった作品についてまず。
作品のうちの一押しはやはり
人形劇団京芸(京都)の
「ハラぺこ団~このハコなあに?/びんぼう神とふくの神」
その他の作品も、どれも素晴らしく、満足のいく作品ばかりで
お腹いっぱい、と言う感じです。また来年以降も
フェスに行けたらいいな。
TAP DO!のタップダンスが良かった。
韓国やインドネシアの人達が演じる
舞台も見られて良かった。
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