中国の少数民族に児童劇
「中国の少数民族に児童劇
福岡の劇団 巡回公演スタート」
【昆明・久永健志】日中国交正常化４０周年
の記念事業として、福岡県太宰府市の
ＮＰＯ法人「劇団道化」が３日、中国雲南省
の山岳地帯にある少数民族居住地区を
巡る児童劇公演を始めた
＝写真。日中関係悪化で中国国内で友好行事
の中止が相次ぐ中、予定通り省内３地域を
１０日まで巡回する。
外国との接点が少ない少数民族の親子
に日本の文化・芸能を知ってもらおうと、
道化と中国国立児童劇団「中国児童芸術劇院」
などが協力して企画。
道化の４人を含む両劇団の団員たち
総勢約３０人が参加している。
初日の公演は、昆明市尋甸回族イ族
自治県の「日中友好尋甸老村僑心小学校」
で開かれ、漢族のほか、少数民族・イ族の
子どもと保護者たち計約１６０人を無料で招待。
日本の人気絵本「しょうぼうじどうしゃじぷた」
を原作とした創作劇などを披露し、子どもたち
からは「楽しかった」と大きな拍手が送られた。
道化の篠崎省吾理事長は
「日中関係が難しい時期だが、中国の
子どもたちが日本への親しみを感じる
機会になれば」と話していた。
＝2012/09/04付 西日本新聞朝刊＝
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/322093
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